ミュンヘン・レジデンツはミュンヘンの旧市街地にある旧バイエルン王国ヴィッテルスバッハ王家の王宮だった場所です。
現在は博物館になっており、イベントや劇場として使われています。
ドイツのミュンヘンを代表する博物館の一つです。中は大まかにレジデンス博物館(Residence Museum)、宝物館(Treasury)、キュビリエ劇場(Cuvilliés Theatre)、庭園(Court Garden)に分かれており、チケットも別々に販売されてます。全部のエリアを見たい場合はセット券がありますのでそちらをご購入下さい。
営業時間と料金
※2022年12月現在の情報です。
昔と比べると現在は値段が上がっています。詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
公式ホームページはこちら
営業時間
※休館日:1月1日、告解火曜日、12月24日、25日、31日
レジデンス博物館&宝物館
Residence Museum & Treasury
4月1日~10月16日
午前9時~午後6時(最終入場:午後5時)
10月17日~ 3月31日
午前10時~午後5時(最終入場:午後4時)
キュビリエ劇場
Cuvilliés Theatre
4月 1日~ 7月31日
月曜日~土曜日:午後2時~午後6時(最終入場:午後5時)
日曜日、祝日:午前9時~午後6時(最終入場:午後5時)
8月 1日~ 9月12日
月曜日~日曜日:午前9時~午後6時(最終入場:午後5時)
9月13日~10月16日
月曜日~土曜日:午後2時~午後6時(最終入場:午後5時)
日曜日、祝日:午前9時~午後6時(最終入場:午後5時)
10月17日~10月31日と3月
月曜日~土曜日:午後2時~午後5時(最終入場:午後4時)
料金
施設 | 金額 |
---|---|
レジデンス博物館 Residence Museum | 9ユーロ(割引8ユーロ) |
宝物館 Treasury | 9ユーロ(割引8ユーロ) |
コンビネーションチケット (レジデンス博物館+宝物館) Combination ticket Residence Museum + Treasury | 14ユーロ(割引12ユーロ) |
キュビリエ劇場 Cuvilliés Theatre | 5ユーロ(割引4ユーロ) |
コンビネーションチケット (レジデンス博物館+宝物館+キュビリエ劇場) Combination ticket Residence Museum + Treasury + Cuvilliés Theatre | 17ユーロ(割引14.50ユーロ) |
庭園+噴水 Court Garden + Fountain machinery | 無料 |
入口
バイエルン国立歌劇場からすぐの場所にあります。
壁に赤いのが3つある場所から入ります。
ここが入口か!と思い入りますが、あれ?チケット売り場なし?無料で見れるのかな?と思いながら進みます。
そうして進むとまた入口が!!
ここからがスタートでした。
ここでチケットを購入して進みます。
先祖画ギャラリー:Ancestral Gallery
先祖のギャラリーです。壁にバッハ家の100を超える肖像画が飾られています。
陶磁器のキャビネット:Porcelain Cabinet
金色に輝くこのお部屋は陶磁器のキャビネットです。
天井のシャンデリアも周りの装飾と相まって輝いています。
グロット宮殿:Grotto
グロット宮殿と呼ばれており、壁の装飾は貝殻で出来ています。
洞窟の中庭(Grotto Courtyard)に面したお部屋で、中庭の名前の由来にもなっています。
貝殻作られたとは思えないくらい細かいところまで綺麗に作られています。
アンティクアリアム:Antiquarium
こちらがアンティクヴァリウム。
ミュンヘンレジデンスで最も古い部屋です。
ルネサンス様式のこのホール、長さ66メートルあり、アルブレヒト 5 世が集めた彫刻コレクションの為に建てられたお部屋だそうです。
フレスコ画が細部にまで細かく書かれています。
アンティクヴァリウムの全体写真の正面真ん中にある像です。
諸聖人の宮廷教会:Court Church of All Saints
この教会はルートヴィヒ 1 世の時代に建てられました。教会としてはすごくシンプルな造りになっています。
住居の一画に教会を建てられているのも珍しいと思います。
現在ではコンサートやイベントホールとして使われているようです。
噴水の中庭:Fountain Courtyard
噴水のある中庭。こちらの中庭ではコンサートなどのイベントが開催されることがあるそうです。
ここからは2階になります。
黒の間:Black Hall
違和感を感じて天井を見るとだまし絵が、天井が実際より高く感じます。
東アジアコレクション:East Asian Collection
東アジアコレクションのコーナーがあり、東アジアの磁器と漆塗りの作品があります。
ここはケースに入っている作品が多く、この一カ所だけ日本の博物館のような雰囲気があります。
リッチルーム:Rich Rooms
私が訪れた時はお部屋の名前は”Ornate Rooms”だったのですが、現在の公式ホームページではRich Roomsと表記されていました。
謁見の間
外国の使節を迎える時に使われていた部屋です。
リッチルームという名のとおり壁紙、装飾、家具など、全てがゴージャスなお部屋です。
Green Gallery
緑のギャラリーはリッチルームの一つです。
壁には絵画がずらりと並んでおり、所々に鏡があります。
肖像画だけでなく、金の装飾が細かくデザインされていて細部まで見ごたえがあります。
選帝侯のアパートメント:Electoral Apartments
選帝侯の部屋
※選帝侯とは神聖ローマ帝国時代に選挙権を有していた貴族のことをいいます。
上の写真の絵画はミュンヘンの街の風景だそうです。
シャーロットのお部屋:Charlotte Rooms
他のお部屋より住居観を感じます。
それでも一般家庭のお部屋から考えるとゴージャスですよね!
こちらはキャンドルホルダーでしょうか?ろうそくが灯ってる様子も見てみたいですね。
像
他にも様々なブロンズ像や石像があります。
まとめ
どうでしょうか。
改修工事で見れないお部屋があり、全てを紹介することはできませんでしたが、レジデンス博物館だけでこのボリュームです。時間がなく、宝物館やキュビリエ劇場は行けなかったのですが、それでも大満足です。
時間があれば、壁に飾られている絵画やフレスコ画、スタット加工されている壁の装飾など、細かいところまでじっくり見るとより楽しめると思います。
ミュンヘン・レジデンスは博物館に興味ない方でも宮殿の造りや装飾など、ただ見るだけでも楽しめます。
ドイツ・ミュンヘンに行くことがあれば、是非ミュンヘン・レジデンスに行ってみて下さい。
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