酔白池(Zuibaichi-Park)
上海の酔白池は上海五大古典園林の一つに数えられ、そのなかでも昔の明・清王朝の古典的な庭園の風景を保持されています。
緑豊かな古木に囲まれた池を中心に庭園が広がっており、その風景はまるで絵画のような雰囲気があります。
春には牡丹、夏には蓮、秋には菊、冬には梅の花と四季により庭園と共に季節の花が楽しめるのも魅力の一つです。
酔白池は古典的な庭園風景だけでなく有名書画の碑文など多くの史跡があります。
上海五大古典園林
※上海にある古典的な風景を残す庭園
- 嘉定秋霞圃
- 松江醉白池
- 上海豫園
- 嘉定古猗園
- 青浦曲水園
入場料
12元/1人
開園時間
7:00~17:00(最終入場16:30)
アクセス
地下鉄9号線「酔白池」駅下車、3号出口を徒歩10分ほどです。
・「人民広場」駅から行く「醉白池」駅まで場合
1号線に乗車
↓
「徐家匯:Xujiahui」で9号線に乗換
↓
「醉白池:Zuibaichi」で下車
8号線に乗車
↓
「陸家浜路:Lujiabang Rd」で9号線に乗換
↓
「醉白池:Zuibaichi」で下車
※松江バス12号が通っているので、「泰晤士小鎮:テムズタウン(Thames Town)」からバスで行くこともできます。
テムズタウンから行く場合
文誠路出入口から出る
↓
バス停19路
「文誠路玉華路站」で松江火車站行きに乗車
↓
「醉白池站」で下車
↓
徒歩約10分でチケット売り場に着きます
詳しくはこちらの公式サイトをご覧ください↓
庭園内の風景
入口は鮮やかな赤い門構えが目印です。
五色の泉
五色の泉は東晋時代の有名な学者が薬学を研究し、鍛錬した場所に「五色の泉」という石碑を立て。その石碑を酔白池に移したと言われています。
鶴唳亭
西晋時代の政治家、文学者、武将であったで「陸機」を記念するために建てられました。
亭の屋根の上に白鶴の像が一本足で立っており、首は空に向いています。この鶴に因み「鶴唳亭」という名がつきました。
十鹿九回頭
10匹の鹿が描かれている石碑です。
10匹の鹿の中で1匹だけ反対方向を向いている鹿がいます。
この石碑には松江の言い伝えがあり、官職になるため上京した人が、10人中9人は故郷を懐かしく思い振り返り故郷へ帰ってくる。という意味があるそうです。
潑水観音
水かけ観音という名がついている石です。
石に水が当たると少しずつ菩薩像が現れることから名づけられました。
当時のものは残念ながら破壊されていますが、こちらは2013年に建てられ、岫玉の石は人工的に彫刻されたのもではなく、自然の石の形です。
庭園の風景
池に沿って続く亭郎です。観光客も少なく、風景を見ながら歩くだけでも落ち着きます。
中国の昔話に出てきそうな景色です。
ここは読書堂です。文人たちが読書をしたり、集まったりしていた場所です。
憩いの場として、お茶が飲める場所になっているようです。皆さん麻雀は将棋などを楽しんでいました。
亭郎の中はこんな感じです。
橋は少し段差になっていました。歩きやすいです。
この像は橋の入口の両側にいます。獅子舞に似ているけど、愛着がわく顔をしています。
庭園内は緑豊かで落ち着きます。ベンチに座りゆっくりした時間を過ごすことが出来ます。
洞窟の入口のような場所がありました。記憶ではどこかに続いているわけではなく、ただ空洞があるような形だった気がします。
魅力は庭園の風景だけでなく、建物の室内も見れます。展示室のようになっている場所もあるので、建物がありましたら、中をのぞいてみて下さい。
池には多くの鯉がいる場所があります。このオブジェが噴水のようになるんでしょうか?当時、噴水は可動されていませんでしたが、じっくりと観れたので良かったです。
どこを見ても緑が広がっており、自然を感じる事ができます。
まとめ
私が訪れた時期は、お花は多くなかったのですが、春のお花が咲くころに行くと緑と色鮮やかな庭園が楽しめると思います。
松江区は上海中心地からは約1時間以上かかるので、一カ所だけでなく数か所見るコースが良いかもしれません。
私は先にテムズタウンに行き、帰りに酔白池に行きました。
酔白池駅から徒歩約20分ほどのところには方塔園という場所もあります。
松江区は中心地から離れていることもあり、観光客も少なく、緑豊かな場所が多くあります。松江区にまだ行ったことがない方、都会の喧騒から離れてゆっくりしたい気分の方には特におススメの場所です。
お時間があれば、是非足を運んでみて下さい。
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