ナットクラッカー症候群と診断されてからの症状

健康・美容

前回はナットクラッカー症候群と診断されるまでを紹介しましたが、今回はナットクラッカー症候群と診断されてからの症状の変化と痛みがある時の対策について紹介します。

ナットクラッカー症候群とはどのような症状なのか知りたい方はこちらをご覧ください。

ナットクラッカー症候群は症例が少ないので、診断された後どうしたら良いのか不安な方が多いと思います。まさに私がそうでした。

私は腎臓あたりに痛みがあり、どんなにネットやSNSで調べてもナットクラッカー症候群で痛みの症状がある方の症例が少なく、とても不安でした。

同じような症状に悩んでる方の参考になれば嬉しいです。

症状

  • 血尿
  • 背中左側の痛み
  • クレアチニンの数値が高い

左背中の痛みは痛み止めを処方してもらい飲んでいました。
血尿やクレアチニンの数値は特に問題ないので定期検査をして様子をみるということになっています。

日常生活の問題

問題は度々出てくる背中の痛みです。

特に療養も必要ないということで、すぐに通常生活に戻ったのですが、痛み止めを服用していてもたまに出てくる痛みに悩まされました。

痛むときの状況と対策

  • 横になっている時
    対策:右向きに寝る。
  • パソコンを触っている時
    対策:姿勢を正し、軽くストレッチをする。
  • 自転車に乗っている時の段差の衝撃
    対策:段差がある場所はスピードを落としゆっくり進む。
  • しばらく同じ姿勢でいる時
    対策:姿勢を正し、少し立って歩く。
  • ショルダーバッグやバッグを肩の身に着けている時
    対策:斜めがけをやめて肩にかける。痛み始めると反対に斜めがけしても痛いです。

特にパソコンを触っている時、横になっている時に痛みが出ることが多かったです。我慢はできるのですが強い痛みが出た時は決まって血尿の色が濃くなっていました。

発症から1週間後

痛み止めを飲んでいても背中の痛みは常にあり。

血尿あり。

寝られないわけではないが、痛みで目が覚める時がありました。

出社して仕事をしていても、パソコンを使用している時など同じ姿勢でいると痛みが強くなり、血尿の色が濃くなるので何度か早退して病院に行きます。

病院では対策はなく、強い痛み止めの処方をするくらいしかできないと言われました。

痛み止めに慣れるのが嫌だったので、強い薬の処方は断り、痛みに我慢できる時は痛み止めを飲まないようにしました。

発症から2週間後

常に痛むというのはなくなり、1日のうちに何回か痛みが走るくらいに落ち着きました。

血尿は目で確認できない。

時に強い痛みが出る時があり、不安に思うことが多かったです。

横になっている時に強い痛みがでて、寝つきが悪い時がありました。

発症から3週間後

痛みの頻度は変わらず。

血尿は目で確認できない。

痛みに慣れたのか意識しなければ、痛みが気にならない時間が増えました。ただ、意識すると痛むな…という感じです。ショルダーバッグは30分も身に着けていると背中左側が痛みだします。

発症から1ヶ月後

痛みの頻度は変わらず。

血尿はもう止まっていたと思います。

痛みの強さは発症当時より落ち着いていますが、痛みが改善する様子がなく、この先もずっと同じ頻度で痛むのかなと不安が強くなりました。

検査結果(発症から2ヶ月後)

発症から2ヶ月後の検査結果

CT検査
腎臓の炎症はなくなっていました。

血液検査
クレアチニンの数値は基準以上。貧血の心配なし。

尿検査
血尿なし。

痛みは継続中です。

痛みの改善には

背中左側の痛みについて担当医に相談しました。

猫背の人は痛みを伴うことがあるそうです。

以下の3つの方法で痛みが改善される可能性があるそうです。

1、太る
  太って内臓脂肪を付けると脂肪により血管が広がり血液が通常通り流れる。

2、新しい血管ができるのを待つ
  血管が細くなり血液の流れが悪くなると、それを補うように新しい血管ができることがあるそうです。これを側副血行路といいます。側副血行路ができることで血液が流れる。

3、姿勢を正す
  猫背を治すことで挟んでいた動脈が広がり血液が流れる。

以上が先生から聞いた改善方法です。
3の”姿勢を正す”は、同じ症状を持つアスリートの方が競技を辞めたら、痛まなくなったという例があると仰っていました。

たしかに姿勢を意識すると痛みが和らぐことが多いです。新しい血管ができるは自分ではどうしようもないので”太る”、”姿勢を正す”を意識したいと思います。

番外編:不安からの寄り道

私が不安だったこともあり、周りの友人・同僚も心配していました。知り合いの勧めで大学病院でも診てもらったのですが、私には合わなかったみたいです。

原因1:初診から手術前提で話を進められた
背中の左側が痛むのはなぜか、腎臓に問題はないか診て欲しいと伝えたのですが、基本パソコンに向かってこちらの話を聞く様子がなく、何をきいても手術前提で話をされる。

原因2:真剣に診るつもりがないのかな?と感じた
背中の左側が痛むと場所も手で示していたのですが、確認する様子がないまま整形外科を診るよう言われました。整形外科に行ったところ腰痛で話が通っていて、痛む場所を確認してもらったら”ここは腎臓だね…”と言わる。

原因3:筋肉痛といわれる
腎臓に問題なければ手術をするつもりはないと伝えたところ、次は血尿がでたらまた来てくださいと言われました。痛みについて伺ったら、整形外科的に問題ないし筋肉痛じゃない?で終わりました。

結果:前の病院に戻る
腎臓は一度悪くなるともとに戻らないと聞くし、クレアチニンの数値も高く不安があったので、定期検診をしてくれる前の病院に戻してもらいました。

大学病院だから良いというわけではなく、人によって合う合うないがあるなと感じました。担当してもらった医師にもよると思います。

まとめ

当時は、普通なら痛みを感じることはない症状に、なぜ自分は痛みを感じるのか、他に病気があるんじゃないかと毎日が不安でした。自分でネットで色々調べ、勝手に憶測し、ネットを見れば見るほど、より不安になっていました。

そのうち、どんなに自分で調べても状況は変わらないし、不安を感じることに疲れてネットを見ることを辞めました。そして担当医を信じることで、かなり気が楽になりました。

腎臓が心配なら自分で腎臓に良い食事、飲み物、運動を意識しようという考えになりました。

背中左側の痛みは2年経つ今でもあります。

今回はナットクラッカー症候群と診断されてからの症状について紹介しましたが、貧血はどうか?定期検査の結果は?など、その時の症状について紹介します。

コメント

  1. 匿名 より:

    こんにちは。私もナットクラッカー症候群と診断された50代女性です。
    左背部の痛みが毎日のようにありますが治療法は手術しかないようなので、痛みが強い場合は市販のジクロフェナクナトリウム2.0%テープを貼ってなんとかなっています。
    20代前半の健康診断で血尿+++が出て病院で精密検査をしたところ、「ナットクラッカー症候群かと思ったら違ってた、ナットクラッカーだったら大手術になってたから良かったね」と言われました。遊走腎と診断されました。
    数年後に買い物中に歩けなくなるほどの腰痛になったので別の病院で精密検査をしたところ、ナットクラッカー症候群と診断されました。

    その時の医師に以下のアドバイスをもらいましたので、参考になればと思いコメントしました。

    ・踵の高い靴は履かないこと
    ・左側に体重をかけないこと
    ・太っても改善しない
    ・寝た状態で膝が胸につくようストレッチで体を柔らかくすること(でもこれをやると腰に負荷が掛かって痛みが出るのでやっていない)

    • fuyo より:

      ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
      周りにナットクラッカー症候群の方がいないので、同じ症状の方にアドバイスをいただきすごく嬉しいです。参考になります。

      やはり腎背部の痛みには手術しかないのですね。
      私はギリギリまで手術は避けたいと考えているので、いただいたアドバイスを実践していこうと思います。

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